鷺宮皮膚科様とのQ&A
医薬品と医薬部外品って、どう違うの?
医薬品は病院の処方で使うお薬。効果や安全性がしっかりチェックされ、効き目が強めです。
医薬部外品(市販のスキンケア・一部の薬用コスメ)はドラッグストアで買えるもの。効果はありますが、医薬品ほど強くはありません。
病院の薬が高い?市販よりお得?
病院の薬は保険がきくので自己負担3割が基本。
一方、市販の“同じ成分に近い”製品は自費100%なので値段が高く感じやすいです。
市販で「ニキビにしっかり効く薬」はある?
ニキビ治療の柱は大きく2種類:
毛穴の詰まりを取る薬(ピーリング・レチノイド系)
菌を抑える薬(抗菌・抗生物質)
どちらも本格的な濃度は病院向けが中心。市販品は効果がマイルドで、価格も上がりがち。本格治療は皮膚科が近道です。
ニキビの種類と受診の目安は?
白/黒ニキビ(初期):毛穴が詰まった状態。スキンケアと生活改善で良くなることも。
赤ニキビ(炎症):菌が増えて悪化。病院受診をおすすめ。
同じ場所にくり返す、数が多い、盛り上がって痛いなら、早めに皮膚科へ。
化粧品で「治す」ことはできる?
化粧品はどちらかというと“予防と土台づくり”。
「できにくくする」「悪化させない」を狙うものです。今あるニキビを治す主役は医薬品です。
洗顔はどう選ぶ?回数は?
回数:朝・夜の1日2回が基本。
部活などで汗をかいたら:水で軽く流すor濡れタオルでやさしく拭く。
選び方:脱脂力が強すぎると乾燥・刺激に。皮脂は取りすぎないバランスが大事。
保湿は必要?
必要です。ニキビ肌でも適切な保湿は必須。
「皮脂を取りすぎる → 乾燥 → かえって荒れる」を防ぎます。
皮脂の量って減らせるの?
思春期の皮脂はホルモンの影響が大きく、化粧品で根本的に減らすのは難しいです。
だからこそ、正しい洗顔+適切な保湿でコントロールしましょう。
生活習慣で悪化するって本当?
睡眠不足・不規則な生活・触るクセ・前髪や髪の刺激・メイク汚れ・食事の偏りなどは悪化要因に。
毛穴が詰まりやすい状況を作らないのがコツです。
日焼けと汗はニキビに影響ある?
あります。紫外線は炎症の原因、汗や砂・汚れは刺激に。
男子は日焼け止めを塗らない人が多いですが、日焼け止めは強力な守り。合うものを選んで使いましょう。
サプリや通販の“強い成分”はどう?
ビタミン剤:悪くはないが、効果は人それぞれ。まずは生活習慣の見直しを。
通販の高濃度レチノイド等:流通や濃度に注意。刺激が強い場合も。自己判断で濃いものを使うのはおすすめしません。
安い製品でも大丈夫?
自分に合っていればOK。高価=絶対良い、ではありません。
合わないと赤み・かゆみ・湿疹の原因に。乗り換えは少しずつ試しましょう。
受診のタイミング、結局いつ?
赤ニキビ・痛いニキビ・くり返すニキビ・数が多い → 早めに皮膚科へ。
白/黒ニキビが少量 → 正しい洗顔・保湿・日焼け対策で様子見。ただし長引くなら相談を。